【第30回(2018年)介護福祉士国家試験過去問解答・解説】問題27

30-027 受容の説明に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 価値観を尊重する。
2 問題行動を否定する。
3 言い分に同調する。
4 感情を分析する。
5 否定的感情を抑圧する。

正解:1

【解説】

1=○:受容とは相手のありのまま=価値判断や世界観を受け止めることですので、この選択肢は正しいです。
2=×:相手の問題行動を否定すると、相手は自分のありのままを表出する機会を失い、それにより相手を理解し支援することが困難となるため、この選択肢は誤りです。
3=×:受容や共感は相手の感情や考えを理解して受け止めることであり、相手に同調することで相手の感情や考えを正当化することはないため、この選択肢は誤りです。
4=×:相手を理解しようとするのは適切ですが、利用者にない価値観に基づいて分析することは受容ではないので、この選択肢は誤りです。
5=×:肯定も否定も問わず、相手のありのままを受け止めることが受容ですので、この選択肢は誤りです。

TIPS
コミュニケーションの技法について今一度確認しておきましょう。
傾聴、受容、個別化…医師・看護師・薬剤師や介護福祉士などの介護職が身につけたいコミュニケーション技法
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【第30回(2018年)介護福祉士国家試験過去問解答・解説】問題28 | cucare へ返信する コメントをキャンセル

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