【第34回(2020年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問101教育「行動変容技法の種類」

34-101 肥満を改善するための支援内容と行動変容技法の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)家の冷蔵庫に減量目標を貼るように勧める。――――ソーシャルスキルトレーニング
(2)食べる量を決めて、盛りつけるように勧める。――――オペラント強化
(3)くじけそうになったら、まだやれると自分を励ますように勧める。――――認知再構成
(4)食後にお菓子を食べたくなったら、歯を磨くように勧める。――――ストレスマネジメント
(5)目標体重まで減量できた時の褒美を考えるように勧める。――――行動置換

正解:3

【解説】
1=×:「家の冷蔵庫に減量目標を貼るように勧める」ことは、目標宣言に当たるため、この選択肢は誤りです。

2=×:「食べる量を決めて、盛りつけるように勧める」ことは、食行動の刺激となる食べる量を調整・制御することであり、刺激統制に当たるため、この選択肢は誤りです。

3=○

4=×:「食後にお菓子を食べたくなったら、歯を磨くように勧める」ことは、食欲を別の行動に置き換えることであり、行動置換に当たるため、この選択肢は誤りです。

5=×:「目標体重まで減量できた時の褒美を考えるように勧める」ことは、減量という望ましい行動に対して、褒美という目的とは異なる動機付けを与えて促進することです。

このような行動に対する動機づけをオペラント強化といいます。
したがって、この選択肢は誤りです。

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