ホーム 管理栄養士国試力チェック 2021年2月10日 管理栄養士国試力チェック 臨床栄養学 過去(2018~2020年)の管理栄養士国家試験問題からランダムで5問出題します。 苦手な問題をしっかり把握して、重点的に学習しましょう。 22歳、女性。神経性やせ症(神経性食欲不振症)。嘔吐や下痢を繰り返し、2週間以上ほとんど食事摂取ができず、入院となった。この患者の病態および栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。エネルギーの摂取量は、35 kcal/kg標準体重/日から開始する。高カリウム血症がみられる。インスリンの分泌が亢進する。経腸栄養剤の使用は、禁忌である。無月経がみられる。消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。急性腸炎急性期では、尿中アミラーゼ値が低下する。急性胆嚢炎では、血清CRP(C反応性たんぱく質)値が低下する。慢性腸炎非代償期では、グルカゴン分泌が亢進する。脂肪肝では、肝細胞内にコレステロールが過剰に蓄積する。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、インスリン抵抗性が増大する。62歳、男性。身長170 cm、体重80 kg(標準体重63. 6 kg)、管理職(軽労作)。糖尿病腎症と診断された。血圧145/91 mmHg、推算糸球体濾過量(eGFR)70 mL/分/1. 73 m2、血清カリウム値4.5 mEq/L。 微量アルブミン尿がみられる。この患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。水分摂取量は、前日の尿量と同量とする。エネルギー摂取量は、40 kcal/kg標準体重/日とする。炭水化物の摂取エネルギー比率は、70 %Eとする。たんぱく質摂取量は、1.2 g/kg標準体重/日とする。カリウム摂取量は、1,500 mg/日以下とする。内分泌疾患の病態と栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。バセドウ病では、たんぱく質制限食とする。クッシング症候群では、カリウム制限食とする。橋本病では、血清総コレステロール値が低下する。バセドウ病では、基礎代謝が亢進する。クッシング症候群では、インスリン感受性が亢進する。胃食道逆流症の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。分割食を勧める。食後すぐの仰臥位を勧める。高脂肪食の摂取を勧める。コルセットの着用を勧める。かんきつ類の摂取を勧める。出題は以上です。 Time is Up!