【第30回(2018年)介護福祉士国家試験過去問解答・解説】問題28

コミュニケーションがより円滑になるように,開かれた質問をする目的として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 初対面の利用者と会話を始めるときに緊張をほぐすきっかけをつくる。
2 話す気分になれなくて口数が少ない利用者と会話を続ける。
3 漠然としていて伝わらない利用者の考えを明確にする。
4 重度の認知症(dementia)でコミュニケーション能力が低下している利用者から情報を得る。
5 利用者の繰り返す同じ話を一旦止める。

正解:3

【解説】
『開かれた質問』とは、相手が「はい」「いいえ」以外に自由に回答できる質問です。問われた相手が話を展開しやすく、問われた内容をより明確にできる長所がある一方、「はい」「いいえ」以外で回答する必要があり相手に積極性を求めるため、相手の負担が大きいという短所があります。相手をよく見ながら、相手の言葉を引き出す場合、連続せずに活用するとよいでしょう。

1=×:『開かれた質問』は相手に積極性を求めるため、緊張をほぐすためには回答しやすい『閉じられた質問』が望ましいため、この選択肢は誤りです。
2=×:選択肢1と同様、話す気分にない利用者に対し、積極性を求める『開いた質問』は不適切ですので、この選択肢は誤りです。
3=○:『開かれた質問』は「はい」「いいえ」以外の具体的な内容を尋ねる手法であり、曖昧な点を明確にすることに適しているため、この選択肢は正しいです。
4=×:『開かれた質問』は相手への負担が大きいため、重度の認知症の方には不適切な手法であるため、この選択肢は誤りです。
5=×:利用者の繰り返す話を受容・傾聴することで利用者が話をしやすい環境・関係を作ることが重要であり、繰り返しの話を止めることを目的とした『開かれた質問』は不適切のため、この選択肢は誤りです。

傾聴、受容、個別化…医師・看護師・薬剤師や介護福祉士などの介護職が身につけたいコミュニケーション技法

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!