【第30回(2018年)介護福祉士国家試験過去問解答・解説】問題43

図はU駅のホームの見取図である。介護福祉職が視覚障害者と列車を待つときの位置として,適切なものを1つ選びなさい。

1 A
2 B
3 C
4 D
5 E

正解:5

【解説】
国土交通省によれば、駅ホームからの転落事故(電車との接触なし)は3,673件(平成26年度)であり、そのうち視覚障害者の転落事故は80件(2.2%)と報告されています1)

電車はホームでアナウンスがあるとおり、白線または黄色い線の内側に下がって電車を待つことが基本2)です。
しかし、視覚障害者は白線の位置を見て理解することができないため、誘導用の点字ブロックが敷設されています。

1=×:Aの白線上は線路側に転落するおそれが最も高いため、この選択肢は誤りです。

2=×:Bは白線と点字ブロックとの間の空間は、確かに駅員が推奨する白線の内側にはなりますが、人に押されるなどした場合、線路側に転落するおそれがあるため、この選択肢は誤りです。

3=×:Cの点状ブロックは『警告ブロック』と呼ばれる、危険箇所や誘導対象施設等の位置を示すブロック3)であり、この上で待つことは他の視覚障害者の妨げとなり不適切なため、この選択肢は誤りです。

4=×:Dの線状ブロックは『誘導ブロック』と呼ばれ、進行方向を示すブロック3)であり、移動の頼りにするブロックであるため、この上で待つことは他の視覚障害者の妨げとなり不適切ですので、この選択肢は誤りです。

5=○:電車を待つ場合は、白線よりも線路側から離れた黄色い線の内側で待つ方が安全性が高く、他の視覚障害者の妨げとならないよう点字ブロックの上に留まらないことが適切ですので、この選択肢が正しいです。

参考文献
1)国土交通省鉄道局:(3)ホームからの転落に関する状況
2)国土交通省鉄道局:『鉄道の安全利用に関する手引き』(平成22年3月)
3)日本盲人会連合:『点字ブロックについて

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