【第30回(2018年)介護福祉士国家試験過去問解答・解説】問題21

看護小規模多機能型居宅介護に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1 居宅サービスに位置づけられている。
2 長期間の宿泊を目的としている。
3 管理者は医師とされている。
4 都道府県域でのサービス提供を行う。
5 看護と介護を一体的に提供する。

正解:5

【解説】
介護サービスには様々な種類があり、訪問看護・介護や通所介護などの「居宅系」と、老健や特養などの「施設系」と大別できます。

「居宅系」でも「施設系」でもないサービスとして、地域の特性に応じたサービスを提供する『地域密着型サービス』があります。

地域密着型サービスである『看護小規模多機能型居宅介護』は、『小規模多機能型居宅介護』と同様、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問(介護)」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行います。

看護小規模多機能型居宅介護』は、
①退院直後の在宅生活へのスムーズな移行
②がん末期等の看取り期、病状不安定期における在宅生活の継続
③家族に対するレスパイトケア、相談対応による負担軽減
を目的とした、利用者の居住市町村が監督・実施する地域密着型サービスです。

(厚生労働省:『看護小規模多機能型居宅介護の概要(平成27年度) 』より転載)

登録定員は小規模=29名以下であり、常勤換算2.5以上の看護職員(うち常勤保健師や
看護師1以上)、 専従の介護支援専門員が主な配置人員です。

1=×:『看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)』は居宅サービスではなく、地域密着型サービスに分類されるため、この選択肢は誤りです。
2=×:『看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)』は短期間の宿泊を目的の一つとしているため、この選択肢は誤りです。
3=×:『看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)』の管理者は医師である必要はなく、配置人員として医師は規定されていないため、この選択肢は誤りです。
4=×:『看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)』は利用者の居住市町村が監督・実施する地域密着型サービスであり、都道府県域でのサービスではないため、この選択肢は誤りです。
5=○:正しい記述です。

TIPS&参考文献
介護サービスには様々な種類があり、介護報酬改訂や法律とともに変わっていくため、種類別の特性や目的をしっかり把握しておきましょう。
1)厚生労働省:『看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)について
『看護小規模多機能型居宅介護(看多機/かんたき)』って何?―訪問看護だけでなく緊急の宿泊にも対応するマルチな施設

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