【第33回(2019年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問69食べ物「供食」

33-069 食事に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)客をもてなす食事を、供応食という。
(2)日常食を、ハレの食事という。
(3)中国料理のスープを、点心という。
(4)家庭で調理して食べる食事を、中食という。
(5)立食形式のセルフサービスの食事を、正餐という。

正解:1

【解説】
1=○

2=×:日常的な食事はケの食事というため、誤った選択肢です。

普段とは違う特別な状態を「ハレ(晴れ)」、普段の日常的な状態を「ケ(褻)」といいます。

3=×:中国料理のスープは湯(タン)というため、誤った選択肢です。

白湯スープなどと聞いたことがあると思いますので、用意にわかる問題でしょう。

4=×:家庭で調理して食べる食事は内食というため、誤った選択肢です。

レストランなどの飲食店に出かけて家庭の外で食べる食事は「外食」といいます。

一方、家庭内で料理をして食べる食事は「内食(うちしょく)」といいます。

「中食(なかしょく)」とは、外食と内食の中間の食事形態であり、家庭外で惣菜や弁当などを買い、家庭内で食べることをいいます。

共働き世帯の増加により、近年よく見られるのが中食です。

5=×:立食形式のセルフサービスの食事はビュッフェ形式というため、誤った選択肢です。

一方、正餐(せいさん)とは、あるべき正式な食事形態のことで、具体的には西洋料理におけるディナーのフルコースや、日本料理における本膳料理(一つひとつの料理を脚のついた台に乗せて提供される、二汁五菜などの食事)を指します。

本膳料理はちょっと馴染みがないですが、時代劇などで見られる、武士や殿様などが食べている儀式ばった食事のことです。


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