【第33回（2019年）管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問183-185応用力「乳児と授乳婦の栄養管理」

次の文を読み｢183｣、｢184｣、｢185｣に答えよ。

Ｋ市の市立保育園に勤務する管理栄養士である。保育園に通う女児A子（9か月）の母親への栄養の指導を行っている。母親から、Ａ子が家庭で離乳食をあまり食べないので心配との相談を受けた。Ａ子は、身長72.5cm、体重8.7kg。精神・運動機能の発達は良好である。

33-183　子の出生時からの身長と体重の変化を乳児身体発育曲線に示した（図）。Ａ子の栄養アセスメントの結果である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)体重は標準的な発育曲線であるが、低身長である。
(2)身長は標準的な発育曲線であるが、低体重である。
(3)身長、体重ともに離乳食開始後の発育不良が懸念される。
(4)身長、体重ともに標準的な成長状態である。

34-184　離乳食の与え方について、母親にたずねた。現在、離乳食は歯ぐきでつぶせる固さで1日3回与えており、母乳は欲しがるときに飲ませているという。この内容に対する栄養アセスメントである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)月齢に応じた離乳食の与え方である。
(2)月齢に応じた離乳食の調理形態として、不適切である。
(3)月齢に応じた離乳食の回数として、多すぎる。
(4)母乳を与え過ぎている。

33-185　栄養アセスメントの結果を踏まえた管理栄養士の発言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)月齢どおりの与え方ができていますね。あまり心配せず、見守ってあげましょう。
(2)お子さんが食べやすい、ペースト状のおかずにしてはいかがですか。
(3)食べないことが心配であれば、離乳食を2回に減らしてみては、いかがですか。
(4)お子さんに母乳をあげる回数を、決めましょう。