【第34回(2020年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問102教育「行動変容技法(刺激統制)」

34-102 健康のために、飲酒量を減らしたいと考える男性社員の行動のうち、行動変容技法の刺激統制に該当するものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)飲酒量を減らすことで得られるメリットを思い出す。
(2)お酒を控えていることを職場の同僚に話す。
(3)適度な飲酒量をスマートフォンの待受画面に表示しておく。
(4)飲み会に誘われたときの断り方を考えておく。
(5)飲みたくなったら、ノンアルコール飲料にして我慢する。

正解:3

【解説】
1=×:飲酒量を減らすという健康行動がもたらすメリットについて考えることは、意思決定バランスに当たります。

2=×:飲酒量を減らすという健康行動の実行について周囲に伝えたり宣言することは、行動契約目標宣言に当たります。

3=○:問題行動とならないような飲酒量を飲酒前に認知できるようにすることで、先行刺激をコントロールすることは、刺激統制に当たります。

4=×:他者から問題行動を誘われた際に断るなど、社会で人との関わり方について練習することは、ソーシャルスキルトレーニングに当たります。

5=×:問題行動を別の行動に置き換えることは、行動置換に当たります。

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