33-008 習慣的な運動の影響に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)血清HDL-コレステロール値を上昇させる。
(2)インスリン感受性を低下させる。
(3)認知機能を改善する。
(4)うつ状態を改善する。
(5)結腸がんのリスクを低減する。
正解:2
【解説】
1=○:習慣的な運動は、血清HDL-コレステロール値を上昇させる。
HDL-コレステロールは余分なLDL-コレステロールを全身から回収して肝臓へ戻す働きがあるため、“善玉コレステロール”などと呼ばれています。
適度な有酸素運動は、機序は不明だが、血中のHDL-コレステロール値を上昇させる働きがあります。
なお、無酸素運動にはHDL-コレステロール値を上昇させる働きがないため、筋力トレーニングでは脂質異常症は改善はみられません。
2=×:習慣的な運動は、インスリン感受性を上昇させる。
3=○:習慣的な運動は、認知機能を改善する。
4=○:習慣的な運動は、うつ状態を改善する。
5=○:習慣的な運動は、結腸がんのリスクを低減する。
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