【浜田きよ子連載】排泄ケア・おむつの困りごとの最多は?第2回『おむつフィッターによるバリアフリー展』とは?

排泄用具の情報館『むつき庵』代表、高齢生活研究所所長、NPO『快適な排尿をめざす全国ネットの会』理事。 看護師・理学療法士、薬剤師、介護福祉士などを対象におむつフィッター研修などの排泄ケアの啓発・教育で活躍。 同志社大学文学部社会学科卒業。2005年に『京都府あけぼの賞』、2007年に日本認知症ケア学会『読売認知症ケア賞・奨励賞』を受賞。 主な著書に、『介護をこえて~高齢者の暮らしを支えるために~』(NHK 出版)、『排泄ケアが暮らしを変える~百人百様の老いを支えて~』(ミネルヴァ書房)、『ヘルパー以前の介護の常識』(講談社)、『高齢者のQOLを高めて介護者の悩みも解決! おむつトラブル110番』(メディカ出版)ほか多数。

高齢者・障がい者の快適な生活を提案するフェア『バリアフリー展』とむつき庵

排泄用具の情報館「むつき庵」の、春の大きな行事が『バリアフリー展』です。これは西日本最大級の介護、福祉の総合展示会で、今年もインテックス大阪で開催されました。おむつフィッターさんの有志で構成される『おむつフィッター倶楽部』との共催です。

バリアフリー展2019年(大阪)での『おむつコーナー』の様子

三日間の来場者数はおよそ9万人、今年もむつき庵は「そのおむつ快適?ぼーっと選んでんじゃねえよ」と題して、400種類のおむつなどを展示いたしました。

また今年で3回目となる「おむつ総選挙」では、おむつに関わるさまざまな困りごとにシールを貼って答えていただきました。この総選挙?に参加してくださったのは2,885名でした。

『おむつ総選挙』での投票

『おむつ総選挙』の投票結果

このコーナーは単にさまざまなおむつ類があることを知っていただくためのモノではなく、排泄介護についての相談を受けて、おむつ類のサンプルも差し上げ、介護が必要な方、排泄トラブルに悩む方、介護をしている方々の一助になればというものです。

相談にのってくださるのは、おむつフィッター1級から3級の方々で、分からなければおむつフィッターの先輩に相談もできますし、紙おむつメーカーさんもおられるので安心です。

『むつき庵』の紹介展示

このコーナーでは、おむつのファッションショーやミニセミナーも開催して、おむつに関する知識を深める工夫もしています。このコーナーを運営するのに必要なのは、紙おむつメーカーさんの支援のみならず、相談対応してくださるおむつフィッターさんたちですが、今年も全国各地から、前日の準備日も含めて4日間で150名、(延べ267名)がこのコーナーをともに運営してくださいました。おかげでおそらくいつも一番賑わっているブースだったように思います。

『おむつのミニファッションショー』

小児の相談から高齢者まで、その相談対応には知識が必要なため、自分の専門性を伝えておいて壁に貼っておいたり、ファッションショーの音楽や振り付けなど、さまざなな準備が必要です。今年のテーマを決めることや会場のレイアウト、準備物などは事前の会議で何度も話し合い、おかげでこの相談対応やセミナーなどを円滑に行うことができました。

「介護の方法」ではなく、「介護が必要な方がいる暮らしが少しでもより良く変わっていくように」、それを実現するための一つの実践です。そしてこの展示会を通して、私たちもたくさんの気づきがあります。それらが嬉しくて、おそらくまた来年も、と思っています。

『バリアフリー展2019』に参加してくださった皆さんとの記念写真

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