高齢者・障がい者の快適な生活を提案するフェア『バリアフリー展』とむつき庵
排泄用具の情報館「むつき庵」の、春の大きな行事が『バリアフリー展』です。これは西日本最大級の介護、福祉の総合展示会で、今年もインテックス大阪で開催されました。おむつフィッターさんの有志で構成される『おむつフィッター倶楽部』との共催です。
三日間の来場者数はおよそ9万人、今年もむつき庵は「そのおむつ快適?ぼーっと選んでんじゃねえよ」と題して、400種類のおむつなどを展示いたしました。
また今年で3回目となる「おむつ総選挙」では、おむつに関わるさまざまな困りごとにシールを貼って答えていただきました。この総選挙?に参加してくださったのは2,885名でした。
このコーナーは単にさまざまなおむつ類があることを知っていただくためのモノではなく、排泄介護についての相談を受けて、おむつ類のサンプルも差し上げ、介護が必要な方、排泄トラブルに悩む方、介護をしている方々の一助になればというものです。
相談にのってくださるのは、おむつフィッター1級から3級の方々で、分からなければおむつフィッターの先輩に相談もできますし、紙おむつメーカーさんもおられるので安心です。
小児の相談から高齢者まで、その相談対応には知識が必要なため、自分の専門性を伝えておいて壁に貼っておいたり、ファッションショーの音楽や振り付けなど、さまざなな準備が必要です。今年のテーマを決めることや会場のレイアウト、準備物などは事前の会議で何度も話し合い、おかげでこの相談対応やセミナーなどを円滑に行うことができました。
「介護の方法」ではなく、「介護が必要な方がいる暮らしが少しでもより良く変わっていくように」、それを実現するための一つの実践です。そしてこの展示会を通して、私たちもたくさんの気づきがあります。それらが嬉しくて、おそらくまた来年も、と思っています。
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