【第33回(2019年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問9社会「睡眠と生活リズム」

33-009 睡眠と生活リズムに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)概日リズムを調節しているのは、ドーパミンである。
(2)概日リズムは、部屋を暗くすることでリセットされる。
(3)夢を見るのは、ノンレム睡眠時に多い。
(4)睡眠時無呼吸は、心筋梗塞のリスク因子である。
(5)不眠症には、寝酒が有効である。

正解:4

【解説】
1=×:概日リズムを調節しているのは、メラトニンである。

2=×:概日リズムは、部屋を明るくすることでリセットされる。

3=×:夢を見るのは、レム睡眠時に多い。

レム睡眠のレムとは「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」のことです。この時、脳は比較的活発に活動しているため、レム睡眠中には夢がみられ、浅い眠りといえます。

一方、ノンレム睡眠は「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」がみられない睡眠であり、深い眠りといえます。

4=○:睡眠時無呼吸は、心筋梗塞のリスク因子である。

睡眠時無呼吸症候群によって、酸素の取り込み=血中酸素飽和度が低下して、全身に血液・酸素を送り込む循環器への負担が高まり、心疾患を発症・増悪させるリスクが高まります。

5=×:不眠症には、寝酒は避けるべきである。

寝酒や寝る前のカフェイン・喫煙は睡眠の質を低下させるため、避けるようにとされています(厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」)。

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