【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問106 教育「ソーシャルマーケティング(4P)」

35-106 ソーシャルマーケティングの考え方を活用して、カフェテリア方式の社員食堂を通じた社員の健康づくりに取り組むことになった。マーケティング・ミックスの4Pにおいて、プロダクト(Product)を「ヘルシーメニューを選択」とした場合、プライス(Price)に該当する取組である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)ヘルシーメニューの試食イベントを開催する。
(2)ヘルシーメニューのお勧めの点を食堂内に掲示する。
(3)ヘルシーメニューを選ぶと、ドリンクがつくサービスを導入する。
(4)ヘルシーメニューの栄養成分を、社内ネットに掲示する。
(5)ヘルシーメニューを予約すると、待たずに受け取れるようにする。

正解:

【解説】
(1)×:ヘルシーメニューの試食イベントを開催することは、プロモーションに当たる。
商品(プロダクト)について宣伝することは、プロモーションです。

(2)×:ヘルシーメニューのお勧めの点を食堂内に掲示することは、プロモーションに当たる。
商品(プロダクト)についての長所を宣伝することは、プロモーションです。

(3)×:ヘルシーメニューを選ぶと、ドリンクがつくサービスを導入ことは、プロモーションに当たる。
しかし、同じ価格でヘルシーメニューとドリンクが購入できることは、相対的に価格を下げることになるため、プライス(Price)の側面もあります。

(4)×:ヘルシーメニューの栄養成分を、社内ネットに掲示することは、プロモーションに当たる。
商品(プロダクト)についての情報を提供することは、プロモーションです。

(5)○:ヘルシーメニューを予約すると、待たずに受け取れるようにすることは、プライス(Price)に当たる。
プライス(Price)とは、提供する商品の価格であり利用者(顧客)が負担する費用です。
利用者(顧客)が負担する費用とは、金銭的な負担だけではなく、時間的な負担も含まれます

予約によって待ち時間がなく商品を受け取れるようにすることは、利用者の時間的負担を軽減する施策ですので、プライス(Price)です。

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