【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問14 社会「高齢者保健・介護・福祉」

35-014 医療と福祉に関する事業等とその根拠法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)がん検診 ―――― 高齢者の医療の確保に関する法律
(2)特定健康診査 ―――― 介護保険法
(3)地域支援事業 ―――― 地域保健法
(4)難病患者支援 ―――― 障害者総合支援法
(5)生活機能評価 ―――― 健康増進法

正解:4

【解説】
(1)×:がん検診は、健康増進法を根拠に行われる。
がん検診は、健康増進法第19条の2に基づいて、市町村が実施する健康増進事業として行われます。

(2)×:特定健康診査は、高齢者の医療の確保に関する法律(高確法)を根拠に行われる。
特定健康診査は、高齢者の医療の確保に関する法律第18条に基づいて、保険者が40歳以上の被保険者に行います。

特定健診は管理栄養士にとって重要な業務ですから、その根拠法として高確法は国試頻出です。

(3)×:地域支援事業は、介護保険法を根拠に行われる。
地域支援事業は、介護保険法第105条の45に基づいて、市町村によって行われます。

(4)○:難病患者支援は、障害者総合支援法を根拠に行われる。
難病患者支援は、障害者総合支援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)第2条に基づいて、国によって行われます。

(5)×:生活機能評価は、介護保険法を根拠に行われる。
生活機能評価は、介護保険法第1条に基づいて、保険者から被保険者に対して行われます。


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