【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問10 社会「感染症(検疫法)」

35-010 検疫法により検疫の対象となる感染症である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)ジカウイルス感染症
(2)麻しん
(3)風しん
(4)コレラ
(5)腸管出血性大腸菌感染症

正解:1

【解説】

(1)○:ジカウイルス感染症は、検疫法の対象となる感染症である。
検疫法とは、国内に存在しない感染性の病原体が、船や飛行機を介して国内に侵入することを防止することを目的とした法律です。

ジカウイルスは蚊を媒介して感染する感染症で、ヒト以外の動植物を介した感染症のため、感染症法の4類感染症に該当します

検疫で防ぎたいのは5類感染症のような流行性感染症でも、特定職業により拡散のおそれがある3類感染症でもなく、致死的な1・2類感染症と、ヒト以外を媒介する4類感染症です。

(2)×:麻しんは5類感染症であり、検疫法の対象ではない。

(3)×:風しんは5類感染症であり、検疫法の対象ではない。

(4)×:コレラは3類感染症であり、検疫法の対象ではない。

(5)×:腸管出血性大腸菌感染症は3類感染症であり、検疫法の対象ではない。

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