【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問52 食べ物「食品安全委員会」

35-052 食品安全委員会に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)農林水産省に設置されている。
(2)食品衛生法により設置されている。
(3)食品に含まれる有害物質のリスク管理を行う。
(4)食品添加物の一日摂取許容量(ADI)を設定する。
(5)リスクコミュニケーションには参加しない。

正解:4

【解説】
(1)×:食品安全委員会は、内閣府に設置されている。
狂牛病が社会問題となった際に内閣府が直轄で特別に作ったのが、食品安全委員会です。
食品安全委員会は、農林水産省や厚生労働省から出向してきた官僚や研究者で構成されています。

(2)×:食品安全委員会には、食品安全法により設置されている。

(3)×:食品安全委員会は、食品におけるリスクを評価する。
食品に含まれる有害物質のリスク管理を行うのは、農林水産省です。

食べ物がヒトの健康に及ぼす影響を評価するのが食品安全委員会、リスクのある食べ物を摂取するにあたってのルール作りや管理を行うのが、農林水産省や厚生労働省の管轄となります。

(4)○:食品安全委員会は、食品添加物の一日摂取許容量(ADI)を設定する。
食品安全基本法の第11・24条に記載があります。

(5)×:食品安全委員会は、リスクコミュニケーションに参加する。


解説内容が良いと思って下さったら、ぜひ下のいいねボタンを押して下さい!いいねを頂けると、解説を書く励みになります。

+1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!