【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問82 応用「栄養ケア・マネジメント」

35-082 栄養ケア・マネジメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)栄養スクリーニングは、PDCA サイクルの C(check)にあたる。
(2)栄養アセスメントでは、血液検査データを用いない。
(3)栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけない。
(4)モニタリングでは、栄養に関するリスクを有する者を抽出する。
(5)栄養ケア計画の見直しには、経過評価を参照する。

正解:5

【解説】
(1)×:栄養スクリーニングは、PDCA サイクルの前にあたる。
PDCA サイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)という仮説検証型のプロセスを実行することで、マネジメントの質を高める方法です。

栄養学の用語というよりも、ビジネス用語が栄養領域などでも浸透して活用されてきたという感じでしょうか。

Plan(計画)=栄養ケア計画を立案する前には、情報収集(栄養スクリーニング)や情報の分析・評価(栄養アセスメント)が必要です。
したがって、栄養スクリーニングはP(計画)の前段階に行う行為に当たります。

(2)×:栄養アセスメントでは、血液検査データを用いる。
栄養アセスメントとは、栄養状態を評価することです。
栄養状態の評価では、対象者が適切に栄養を摂取できているかを把握する必要があります。
栄養状態の評価では、例えばたんぱく質摂取量を血中アルブミン値で把握したり、脂質の摂取状況を血中トリグリセリド値で把握できますから、血液検査データを活用しているといえます。

(3)×:栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつける。

(4)×:モニタリングでは、栄養ケアの実施状況を確認する。
栄養に関するリスクを有する者を抽出するのは、栄養スクリーニングに当たります。

(5)○:栄養ケア計画の見直しには、経過評価を参照する。
経過評価とは、栄養ケアや栄養施策など、計画に基づいて実施した内容に対する途中経過についての評価です。

栄養ケア計画で達成すべき最終目標を達成・評価する前には、現在実施している内容がどれだけ効果があるかを評価しながら、その結果を踏まえて計画自体を修正していく必要があります。


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