【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問12 社会「医療保険制度」

35-012 わが国の医療保険制度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)保険給付の対象となる者を、保険者という。
(2)被用者保険の対象には、自営業者が含まれる。
(3)医療機関受診の際には、現物給付が原則である。
(4)正常な分娩に対して、適用される。
(5)75 歳以上の者は、保険料を支払う必要がない。

正解:3

【解説】
(1)×:保険給付の対象となる者を、被保険者という。

(2)×:被用者保険の対象には、自営業者が含まれない。
被用者とは雇用主に雇われている者(サラリーマン)のことですので、自営業者は含まれません。

(3)○:医療機関受診の際には、現物給付が原則である。
ここでの現物とは、医療サービスそのものをいいます。医療サービスを受けるための現金が給付されるわけではないということです。

(4)×:医療保険は正常な分娩に対して、適用されない。
正常な分娩や妊娠、健康診断や予防接種など、健康は者への医療サービスについては医療保険の適用外です。この選択肢は頻出なので、暗記しましょう。

(5)×:75 歳以上の者は、保険料を支払う必要がある。
75歳以上の者も所得に応じた保険料を支払う必要があります。また、75歳以上の者は、医療機関を受診した際の医療費に対する自己負担は原則1割を支払う必要があります。所得が現役世代並の場合は自己負担は3割負担となります。

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