【第35回(2021年)管理栄養士国家試験過去問解答・解説】問44 食べ物「藻類」

35-044 藻類に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

(1)わかめは、緑藻類である。
(2)あまのりの青色色素は、フィコシアニンである。
(3)てんぐさを熱水で抽出すると、ゼラチンが得られる。
(4)こんぶの主なうま味成分は、グアニル酸である。
(5)干しこんぶ表面の白い粉の主成分は、フルクトースである。

正解:2

【解説】
(1)×:わかめは、褐藻類である。
わかめは褐色だが、お湯につけると緑色になります。

(2)○:あまのりの青色色素は、フィコシアニンである。

(3)×:てんぐさを熱水で抽出すると、寒天が得られる。
寒天とは、てんぐさ(天草)やオゴノリといった海藻の粘液質を凍結・乾燥したものです。

一方、ゼラチンは、動物のたんぱく質に含まれるコラーゲンです。

(4)×:こんぶの主なうま味成分は、グルタミン酸である。
グアニル酸は主にキノコに含まれるうま味成分です。
なお、肉類や魚介類に含まれるうま味成分はイノシン酸です。

(5)×:干しこんぶ表面の白い粉の主成分は、マンニトールである。


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