35-107 テレワーク期間中に増えた体重を減らしたいと話す会社員を対象とした、栄養教育プログラムを計画している。本人が主体的に取り組むための結果目標を設定する際に、重視するアセスメント内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)自宅に体重計があるか。
(2)体重を何kg 減らしたいと考えているか。
(3)食事や間食を何時に食べているか。
(4)身体活動量はテレワーク前からどれくらい変化したか。
正解:2
【解説】
(1)×:自宅に体重計があるかというアセスメントは、環境目標を設定するためのアセスメントに当たります。
体重計は結果目標である体重減少を測定する方法であり、体重を減らすという結果目標を達成するための周囲の設備について環境目標を設定するために必要な情報です。
(2)○:この栄養教育プログラムの目的・結果目標は、会社員がテレワーク中に増えた体重を減らすことです。この結果目標を達成するためには、体重を減らすこととは、具体的にどのくらいの体重になることなのかをしっかりアセスメントして、目標達成条件を定義する必要があります。
したがって、この事例では対象者である会社員が、減らしたいと考える具体的な体重をアセスメントすることが最も重要です。
(3)×:食事や間食を何時に食べているかというアセスメントは、行動目標を設定するためのアセスメントに当たります。
(4)×:身体活動量はテレワーク前からどれくらい変化したかというアセスメントは、行動目標を設定するためのアセスメントに当たります。
対象者である会社員が体重減少という結果目標を達成するための、身体活動量=行動量についてのアセスメントであるため、行動目標を設定するために必要な情報です。
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